この階段を登ると…2階(当たり前)

脱・真面目、適当を目指して。

2017-01-10から1日間の記事一覧

【本の感想】私は日本を守りたい 家族、ふるさと、わが祖国/稲田朋美

一番強く感じたことは、 「善の基準・悪の基準のレベルが高い!」 ということです。 どのレベルに視点を持ち、何のために何をするのか?ということを考えさせられます。 そして、すごく感動します。 私は日本人だなって思います。 そして、日本人であること…

【本の感想】約束の森/沢木冬吾

ジャンルは、ハードボイルド。 苦手分野、です。 じゃあ、なぜ読もうと思ったのか。 あとがきに、ハードボイルドだが、全編を通して緊張感の続く作品群とは違う点がある、それは弛緩だという一文があったため、読んでみようという気持ちになったのです。 果…

【本の感想】考える葉/松本清張

前半がなかなか進まず、難航しました。 この遅滞している前半は、後半になってようやく日が差してき、半主人公・崎津弘吉が動き出してからやっとリズムにのってきました。 これまた長編でした。 松本清張は多作の作家ですが、今まで読んだものは知名度がある…

【本の感想】月光の東/宮本輝

タイトルに惹かれて手に取りました。 「月光の東…? なんだろう…」 この時点でしてやられてたな、と読み終わって思いました。 宮本輝の小説に出てくる女性は皆とても魅力的です。魅力的なんだけど、同じ女性から見ると言葉では言えない感じをうけます。 登場…

【本の感想】伽羅の香/宮尾登美子

「最近、ま行の作家と相性がいい」という理由で、手に取りました。 宮尾登美子は初めましてです。 「蔵」という映画で知っている方も多いと思います。 伽羅の香 三重の山林王の一人娘として何不自由なく育った葵は、従兄と結ばれ、二児にも恵まれた。しかし…