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この階段を登ると…2階(当たり前)

脱・真面目、適当を目指して。

【本の感想】約束の森/沢木冬吾

ジャンルは、ハードボイルド。

苦手分野、です。

 

じゃあ、なぜ読もうと思ったのか。

あとがきに、ハードボイルドだが、全編を通して緊張感の続く作品群とは違う点がある、それは弛緩だという一文があったため、読んでみようという気持ちになったのです。

 

果たして。

 

心温まる場面や、ゆったり読める場面、ほろっとする場面もあるなかで繰り返される緊張の場面、そして、ド迫力のラスト。

舞台が日本とは思えません。

ハードボイルド好きだったら、たまらんでしょうね。

苦手でも一度は読んでみたいと思う方は、この本がオススメです。

 

長編ですが、先が気になるのでどんどん読み進めてしまいました。

 

中に出てくる主要な登場犬物のドーベルマン・ピンシャー「マクナイト」が最高にかっこよく、間違いなくこの物語の一番のヒーローはこの犬のマクナイトでしょう。

インコの「どんちゃん」がきらりユーモア大賞。

 

基本はハードボイルドで、動物物語ではありませんが、感動することは間違いない。

人は死に過ぎますので、そのあたりの心の準備はしておいて。

 

 

約束の森

警視庁公安部の刑事だった奥野侑也は、殺人事件で妻を亡くし退職を決めた。孤独に暮らしていた侑也に、かつての上司を通じて潜入捜査の依頼が入る。北の果てに建うモウテルの管理人を務め、見知らぬ人物と暮らしながら疑似家族を演じろという。侑也が現地に赴くと、そこにいたのは若い男女と傷ついた1匹の番犬だった。やがて闇に隠れた謎の組織の存在と警察当局の狙いが明らかになり、侑也は眠っていた牙を再び甦らせる―。(引用:Amazon